「マジで」?新生児の名前の却下リストを公開 NZ
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【5月1日 AFP】ニュージーランド当局は1日、あまりに奇妙だったり、人を不快にさせるとして申請を却下した赤ちゃんの名前77件のリストを公開した。
内務省が却下した赤ちゃんの名前には「ルシファー(Lucifer、悪魔)」、「マフィア・ノー・フィアー(Mafia No Fear)」それに「アナル(Anal)」や「.」と書いてフルストップと読ませる名前などがあった。ほかには「4Real(マジで)」や「V8」「クイーン・ビクトリア(Queen Victoria)」なども認められなかった。
一部事例では、親が名前を考えるのも面倒になったのか、「セカンド(2nd)」「サード(3rd)」「フィフス(5th)」という名前を付けようとする親もいた。
ニュージーランドでは、子どもが公的な称号や階級を持っていると思われかねない名前が禁止されている。故に、「キング(King)」や「デューク(Duke、公爵)」、「プリンセス(Princess)」といった名前も申請が却下された。
却下された名前の中で最も人気のあったのは「ジャスティス(Justice、正義、裁判官)」で、62回拒否されていた。一方、「ジャスタス(Justus)」と「ジャズティス(Juztice)」も拒否されていた。
ニュージーランドの家庭裁判所は2008年、9歳の娘を「タルラはハワイのフラを踊る(Talula Does The Hula From Hawaii)」と名付けていた両親に対し、「子どもをばかにした」恥ずかしい名前だとして、改名するよう命じていた。
この裁判で、ロブ・マーフィット(Rob Murfitt)判事は、子どもに奇妙な名前を付ける親を批判。「16番バス待合所(Number 16 Bus Shelter)」や「ミッドナイト・シャルドネ(Midnight Chardonnay)」と名付けられた子どもや、(タバコブランドのベンソン&ヘッジスを想起させる)「ベンソン(Benson)」と「ヘッジス(Hedges)」と名付けられた双子などの事例を挙げていた。(c)AFP