英女王語った偽電話、自殺の看護師が遺書「豪ラジオDJのせい」
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【4月29日 AFP】ウィリアム英王子(Prince William)の妻キャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)が入院していた病院に豪ラジオ局がかけたいたずら電話を受けた看護師のジャシンサ・サルダナ(Jacintha Saldanha)さん(当時46)が自殺した事件で、サルダナさんが豪ラジオ局のパーソナリティーを非難する遺書を残していたことが分かった。
事件は昨年12月、重いつわりのためにキャサリン妃が入院していたロンドン(London)市内のキング・エドワード7世病院(King Edward VII's Hospital)に、豪ラジオ局のパーソナリティー、メル・グレイグ(Mel Greig)さんとマイケル・クリスチャン(Michael Christian)さんがエリザベス女王(Queen Elizabeth II)とチャールズ皇太子(Prince Charles)になりすまして生放送中に電話をかけ、キャサリン妃の症状を聞き出したもの。この電話を最初に受け、キャサリン妃の担当看護師に取り次いだ人物がサルダナさんだった。
ラジオで放送された偽電話事件は世界のメディアが取り上げるところとなり、サルダナさんは3日後、首をつった遺体となって発見された。
サルダナさんはキング・エドワード7世病院の上司らに宛てた遺書とみられる手書きのメモ3枚を残していたが、28日付の英日曜紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)によると、サルダナさんのメモには「心から謝罪します。本当に申し訳なく思っています。そしてみなさんの支えにも感謝しています」と同僚らへの謝罪と感謝の言葉とともに、「この行為(自殺)はオーストラリア・ラジオ局のメル・グレイグとマイケル・クリスチャンのせいです。ローンは、あの人たちに支払わせて。ごめんなさい。ジャシンサ」と書かれており、グレイグさんとクリスチャンさんを名指しで非難している。
サンデー・タイムズによると、ほかの2枚のメモは、自殺に追い込まれるまで苦悩したが、同僚たちの責任ではないと書かれたものと、自身の葬儀に関する指示が書かれたものだった。
サルダナさんの葬儀は昨年12月、故郷のインドで営まれた。(c)AFP
事件は昨年12月、重いつわりのためにキャサリン妃が入院していたロンドン(London)市内のキング・エドワード7世病院(King Edward VII's Hospital)に、豪ラジオ局のパーソナリティー、メル・グレイグ(Mel Greig)さんとマイケル・クリスチャン(Michael Christian)さんがエリザベス女王(Queen Elizabeth II)とチャールズ皇太子(Prince Charles)になりすまして生放送中に電話をかけ、キャサリン妃の症状を聞き出したもの。この電話を最初に受け、キャサリン妃の担当看護師に取り次いだ人物がサルダナさんだった。
ラジオで放送された偽電話事件は世界のメディアが取り上げるところとなり、サルダナさんは3日後、首をつった遺体となって発見された。
サルダナさんはキング・エドワード7世病院の上司らに宛てた遺書とみられる手書きのメモ3枚を残していたが、28日付の英日曜紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)によると、サルダナさんのメモには「心から謝罪します。本当に申し訳なく思っています。そしてみなさんの支えにも感謝しています」と同僚らへの謝罪と感謝の言葉とともに、「この行為(自殺)はオーストラリア・ラジオ局のメル・グレイグとマイケル・クリスチャンのせいです。ローンは、あの人たちに支払わせて。ごめんなさい。ジャシンサ」と書かれており、グレイグさんとクリスチャンさんを名指しで非難している。
サンデー・タイムズによると、ほかの2枚のメモは、自殺に追い込まれるまで苦悩したが、同僚たちの責任ではないと書かれたものと、自身の葬儀に関する指示が書かれたものだった。
サルダナさんの葬儀は昨年12月、故郷のインドで営まれた。(c)AFP