【4月26日 AFP】南米チリの警察当局は25日、いけにえの儀式で乳児を焼き殺した容疑でカルト集団のメンバー4人を逮捕したと発表した。

 ラジオを通じた警察発表によると、4人はチリ中部キルプエ(Quilpue)郊外の農園で昨年11月23日、乳児を生きたまま焼き殺した疑いがもたれている。現場では骨が見つかっており、この乳児のものだと確認されたという。

 逮捕された4人の中には乳児の母親も含まれている。母親は「(自分の子をいけにえに差し出すよう命じられ)絶望したが、それが私のカルマ(業)なのだから免れられないと他のメンバーに言われた」と供述しているという。

 4人のほか、殺害された乳児の父親でこのカルト集団のリーダーの男(36)ら10人にも逮捕状が出ているが、いずれも数週間前から行方が分からなくなっているという。(c)AFP