ロンドン・マラソン、予定通り21日開催へ
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【4月17日 AFP】米ボストン・マラソン(Boston Marathon)で起きた爆発事件を受け、警備体制の見直しを行っていた英ロンドン・マラソン(London Marathon)の実行委員会とロンドン警視庁は16日、同マラソンを予定通り21日に開催することを決めたと発表した。
15日にボストン・マラソンのゴール付近で2度発生した爆発では、3人が死亡、170人以上が重軽傷を負った。
ロンドン・マラソンでは、3万6000人のランナーと50万人の観客が見込まれており、テロの標的になりかねないという懸念はこれまでにも取り沙汰されてきた。それに加え、17日にはマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元首相の葬儀が執り行われるため、すでに4000人態勢で警戒中のロンドン警視庁にとっては、新たな懸案事項を抱えたことになる。
また、同国王位継承順位3位のヘンリー王子(Prince Harry)がレース勝者へのメダル贈呈者として出席する予定にも変更がないため、運営側は王子の身辺警備にも配慮する必要がある。ロンドン当局は、50万人超の観客を迎えたにもかかわらず保安上大きな問題を出さなかった2012年ロンドン五輪の経験を生かすことになる。
21日のロンドン・マラソンには、何千人ものアマチュアランナーに加え、2012年五輪男子マラソンのメダリスト3人を含む世界トップ選手も出場する。実行委員会によると、スタート前にはボストンでの犠牲者を追悼するため、30秒の黙とうがささげられる。(c)AFP/Tom Williams
15日にボストン・マラソンのゴール付近で2度発生した爆発では、3人が死亡、170人以上が重軽傷を負った。
ロンドン・マラソンでは、3万6000人のランナーと50万人の観客が見込まれており、テロの標的になりかねないという懸念はこれまでにも取り沙汰されてきた。それに加え、17日にはマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)元首相の葬儀が執り行われるため、すでに4000人態勢で警戒中のロンドン警視庁にとっては、新たな懸案事項を抱えたことになる。
また、同国王位継承順位3位のヘンリー王子(Prince Harry)がレース勝者へのメダル贈呈者として出席する予定にも変更がないため、運営側は王子の身辺警備にも配慮する必要がある。ロンドン当局は、50万人超の観客を迎えたにもかかわらず保安上大きな問題を出さなかった2012年ロンドン五輪の経験を生かすことになる。
21日のロンドン・マラソンには、何千人ものアマチュアランナーに加え、2012年五輪男子マラソンのメダリスト3人を含む世界トップ選手も出場する。実行委員会によると、スタート前にはボストンでの犠牲者を追悼するため、30秒の黙とうがささげられる。(c)AFP/Tom Williams