台中市の兄弟2人を逮捕、台湾新幹線に爆発物を仕掛けた容疑
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【4月15日 AFP】台湾で12日、台北(Taipei)に向かっていた台湾高速鉄道(台湾新幹線)の車内で爆発物が見つかり、乗客約600人が避難した事件で、警察は14日、容疑者として台中(Taichung)市に住む兄弟2人を逮捕した。地元テレビが報じた。
運行する台湾高鉄(Taiwan High Speed Rail Corporation、THSRC)によると、走行中の新幹線のトイレで、異臭を放つ不審なスーツケース2個が見つかったため警察に通報した。台北近郊の桃園(Taoyuan)駅で乗客を降ろし、警察がスーツケースの中身を調べたところ、時計につながったガソリン入り容器が見つかったという。
12日には新北市(New Taipei City)にある国民党議員、盧嘉辰(Lu Chia-chen)氏の事務所でガソリン、円筒容器2つ、時計が入ったスーツケースが2つ見つかり、爆発物処理班が出動した。この爆発物は新幹線内で見つかった爆発物と似ていたため、警察は2つの事件には関連があるとみている。(c)AFP