カナダで裁判の陪審員を逮捕、公判に連日遅刻
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【3月30日 AFP】カナダ・マニトバ(Manitoba)州の裁判所で行われていた性的暴行事件で、公判への遅刻を繰り返した女性陪審員が逮捕された。
地元紙ウィニペグ・フリープレス(Winnipeg Free Press)が3月28日に伝えたところによると、マニトバ州最高裁のジェラルド・シャルティエ(Gerald Chartier)判事は同月27日、「陪審員番号10番」を解任し、逮捕状を発行した。裁判はこの陪審員を抜きに続けられた。
この日も遅刻して法廷に現れた陪審員は逮捕され、同日の午後を拘置所で過ごした。担当していた裁判でほかの11人の陪審員が評決を下した後、手錠と足かせをかけられて法廷に入った。 「10番」は、前夜は一晩中、発熱と重度のけいれん、嘔吐(おうと)があったため寝過ごしたと説明。その前の週も数回にわたって遅刻していたことを詰問されると、バスに乗り遅れ、次のバスが来るまで長い間待たなければならなかったと述べたという。(c)AFP