寺院に「セックス禁止」の看板は必要?悩むインドネシア・バリ島
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【3月8日 AFP】インドネシアのリゾート地バリ(Bali)島の当局が、ヒンズー教寺院に「セックス禁止」の看板を出すべきかどうか、検討している。
事の発端は、ギャニャール(Gianyar)郡サラセダ(Saraseda)村にあるヒンズー教寺院内で、お盛んな年頃のエストニア人カップルがみだらな行為にふけっている現場を取り押さえられたこと。寺院内の修繕箇所の点検に訪れた地元の青年団が2人を発見し、警察に突き出したという。
ギャニャール郡警察署長が7日、AFPの取材に語ったところによると、警察で事情聴取を受けた2人は「バリの寺院で性行為が禁止されているとは知らなかった」と供述した。そこで警察はカップルを釈放し、事件の処理をサラセダ村の長老たちに任せたという。
村の長老たちは寺院で清めの儀式を行うことを決め、儀式費用として2000万ルピア(約20万円)をエストニア人カップルに請求した。カップルは、性行為に及ぶ前に寺院の屋外シャワーを使ったことも認め、謝罪したという。
ギャニャール郡当局は現在、寺院に掲げている「飲食禁止」や「禁煙」などの看板に加え、「セックス禁止」の看板も掲げるべきかどうか検討している。(c)AFP