ビンラディン義理の息子を米国内で訴追、身柄拘束の経緯に謎も
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【3月8日 AFP】米司法省は7日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の報道官で故ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の義理の息子とされるスレイマン・アブガイス(Sulaiman Abu Ghaith)容疑者(推定47)を、米国民殺害を共謀した罪で起訴したと発表した。アブガイス被告は8日に米ニューヨーク(New York)の裁判所に出廷するという。
バラク・オバマ(Barack Obama)政権はアルカイダの重要容疑者らを殺害するのを基本方針としており、パキスタン北西部の部族地域を中心に無人機攻撃での爆撃による掃討作戦が主流となっている。こうした中、アルカイダの宣伝工作を担っていたアブガイス被告の身柄拘束と訴追は、異例の対応といえる。
トルコ紙の報道によると、アブガイス被告は2月、トルコの首都アンカラ(Ankara)市内の高級ホテルで米当局に逮捕され、ヨルダン経由で米国に移送されたという。しかし米政府、米連邦捜査局(FBI)、米中央情報局(CIA)はいずれも、アブガイス被告が米国内で勾留されるに至った経緯についてコメントを拒否している。
野党・共和党はただちに、アブガイス被告をキューバのグアンタナモ(Guantanamo)米海軍基地にあるテロ容疑者収容施設に移送するべきだとして、オバマ政権批判を開始した。グアンタナモに収容されたテロ容疑者は無期限で身柄を拘束され、裁判は特別軍事法廷で行われる。(c)AFP
バラク・オバマ(Barack Obama)政権はアルカイダの重要容疑者らを殺害するのを基本方針としており、パキスタン北西部の部族地域を中心に無人機攻撃での爆撃による掃討作戦が主流となっている。こうした中、アルカイダの宣伝工作を担っていたアブガイス被告の身柄拘束と訴追は、異例の対応といえる。
トルコ紙の報道によると、アブガイス被告は2月、トルコの首都アンカラ(Ankara)市内の高級ホテルで米当局に逮捕され、ヨルダン経由で米国に移送されたという。しかし米政府、米連邦捜査局(FBI)、米中央情報局(CIA)はいずれも、アブガイス被告が米国内で勾留されるに至った経緯についてコメントを拒否している。
野党・共和党はただちに、アブガイス被告をキューバのグアンタナモ(Guantanamo)米海軍基地にあるテロ容疑者収容施設に移送するべきだとして、オバマ政権批判を開始した。グアンタナモに収容されたテロ容疑者は無期限で身柄を拘束され、裁判は特別軍事法廷で行われる。(c)AFP