【2月18日 AFP】ナイジェリアの北部バウチ(Bauchi)州で16日夜に起きた外国人の誘拐事件で18日、イスラム過激派ボコ・ハラム(Boko Haram)の派生組織「アンサル(Ansaru)」が犯行声明を出した。

 複数のジャーナリスト宛に送られた電子メールの声明には、レバノン系の建設会社Setracoで働くレバノン人など計7人の身柄を拘束したと書かれていた。16日の襲撃では、警備員1人が殺害されているほか、レバノン人4人と英国人、ギリシャ人、イタリア人の計7人が誘拐されている。

 ナイジェリアでは2012年12月にもフランス人の誘拐事件が発生しており、この事件でもアンサルが犯行に関わっているとされる。アンサルについて一部の専門家からは、北アフリカで活動する他のアルカイダ系組織と同様に外国人の拉致・誘拐をより重要視しているのではとの声も聞かれる。(c)AFP