【2月15日 AFP】米カリフォルニア(California)州サンバーナーディーノ(San Bernardino)郡当局は14日、警察との銃撃戦の末に炎上した山小屋の焼け跡から見つかった遺体について、殺人容疑で逃亡中だった元警官のクリストファー・ドーナー(Christopher Dorner)容疑者(33)のものと断定したと発表した。歯型がドーナー容疑者の記録と一致したという。

 警官2人を含む4人を殺害、4人を負傷させた疑いで手配されていたドーナー容疑者は、6日間逃亡を続けたのちロサンゼルス(Los Angeles)郊外のスキーリゾート地ビッグベア(Big Bear)近くの山小屋に追い詰められ、12日に警察の特殊部隊と銃撃戦になった。銃撃戦で警官隊が山小屋に催涙弾を投げ込んだ後、山小屋が炎上したという。

 ドーナー容疑者の死因が、銃撃戦によるものか火災による焼死なのかは不明。

 ドーナー容疑者は2008年にロサンゼルス市警察(LAPD)を解雇されたことを恨み、警官やその家族を殺すとインターネット上で脅迫していた。(c)AFP