ピストリウス選手を殺人容疑で逮捕、誤射報道を否定 南ア警察
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【2月15日 AFP】(写真追加)南アフリカの警察は14日、恋人の女性モデルを殺害したとして、義足の陸上競技選手、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)容疑者(26)を逮捕した。被害者はピストリウス容疑者の名で登録されていた銃で4回にわたり撃たれていたという。
恋人のリーバ・スティンカンプ(Reeva Steenkamp)さん(29)は14日未明、頭部と手を撃たれた後、死亡した。
強盗と間違えて撃たれたとの報道もあったが、警察はこれを否定している。被害者の年齢は当初、30歳とされていた。
「ブレード・ランナー」の通称で世界的に知られるピストリウス容疑者は、15日午前に裁判所に出廷する予定。
14日午前4時ごろ、首都プレトリア(Pretoria)の高級住宅街にあるピストリウス容疑者の自宅から複数の銃声が聞こえたとの隣人からの通報が警察にあった。
警察当局によると、凶器の9ミリ口径拳銃はピストリウス容疑者が登録していた。当局によると、事件の容疑者はピストリウス容疑者だけだという。
13日夜や事件が発生した時間帯に容疑者の自宅から騒音を聞いたという隣人もおり、警察は聞き込み調査を行っている。
ピストリウス容疑者は昨年、新聞社の取材に対し、寝るときは強盗が入ったときに備えて拳銃やマシンガン、クリケットや野球のバットを手元に置いていると語っていた。また、銃を撃ったことがないという記者を近くの射撃場に連れて行ったこともある。(c)AFP/Jean Liou