グアム無差別殺傷事件、邦人男性も死亡 日本人犠牲者3人に
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【2月14日 AFP】米領グアムの繁華街で起きた無差別殺傷事件で14日、容疑者の男の車にはねられて重体となっていた邦人男性が死亡し、日本人の犠牲者は3人となった。
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事件は12日夜に起きた。地元の男が路上にいた6人を車ではね、そのままスーパーマーケットに突っ込んだ後、車を降りて刃物で日本人観光客ら8人を次々と刺した。事件の容疑者として13日、地元に住むチャド・ライアン・デソト(Chad Ryan Desoto)容疑者(21)が逮捕された。
被害にあった14人はすべて日本人で、生後8か月の乳児や3歳児も含まれていた。
事件の負傷者らが搬送されたグアムメモリアル病院(Guam Memorial Hospital)は14日、デソト容疑者の車にはねられて重体となっていた51歳の日本人男性が死亡したと発表。これまでに男に刺された上原和子(Kazuko Uehara)さん(81)と杉山利恵(Rie Sugiyama)さん(29)の死亡が確認されている。
グアムメモリアル病院によると、負傷者のうち1人は日本で治療を受けるために14日に搬送されたほか、6人が既に退院したという。ただ依然として4人が集中治療室で手当てを受けている。
デソト容疑者は警察に対し、車とナイフで出来る限り多くの人を傷つけたかったと供述しているという。犯行の動機は不明。(c)AFP