【2月8日 AFP】メキシコ西部ハリスコ(Jalisco)州で9歳の少女が出産したとされる件で、同州検察当局は7日、母親の少女と赤ちゃんの行方が分からなくなっていることを明らかにし、少女の年齢が実際はもっと上だった可能性があると指摘した。

 病院関係者と検察当局は先に、ダフネ(Dafne)という名の9歳の少女が1月27日、同州サポパン(Zapopan)の病院で体重2700グラムの女児を帝王切開で出産したと発表。性的暴行や児童虐待の疑いがあるとして、父親とみられる17歳の少年の行方を警察が追っていた。

 ところが、トマス・コロナド・オルモス(Tomas Coronado Olmos)州司法長官は7日、少女の出生記録から年齢に関して疑わしい点が浮上したと述べた。少女の両親が出生届を提出したのは2011年だったという。さらに、少女が出産時に病院に申告した住所には、少女も赤ちゃんも住んでいなかったという。

 少女の年齢については、州保健当局の高官も「医学的な特徴が9歳の少女のものとは一致しない。実際はもっと年齢が上で、15歳くらいだったのではないか」との疑念を表明している。(c)AFP