「クッキーモンスター」が盗んだ金色のクッキーを返却、ドイツ
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【2月6日 AFP】ドイツ北部ハノーバー(Hannover)の有名菓子メーカー本社に掲げられていた看板から金色のクッキーをかたどったオブジェが盗まれ、子供向けテレビ番組セサミストリート(Sesame Street)のキャラクター「クッキーモンスター(Cookie Monster)」を名乗る人物が犯行声明を出していた事件で、盗まれた「クッキー」が5日までに「返却」された。
大きな金色の「クッキー」は赤いリボンで包装され、ハノーバー大学(University of Hanover)の前に立つ馬の銅像の首にかけられていた。警察が盗品かどうか確認している。
バタークッキーの「ライプニッツ(Leibniz)」などを製造する菓子メーカー「バールセン(Bahlsen)」(1889年創業)の本社正面に掲げられていた重さ20キロの金色の「クッキー」は同社製品をかたどったもので、約100年の歴史をもつ。この「クッキー」盗難事件は、クッキーモンスターを名乗る人物から地元紙ハノーファーシェ・アルゲマイネ(Hannoversche Allgemeine Zeitung)に犯行声明が届いたことで大きく報じられていた。
クッキーモンスターの着ぐるみをまとった人物の写真が同封された犯行声明は、病気の子供たちにクッキーを配ることと、バールセンが盗まれた「クッキー」にかけた1000ユーロ(約12万6000円)の懸賞金を動物保護施設に寄付することを要求していた。
着ぐるみ姿の犯人は、4日にハノーファーシェ・アルゲマイネに届いた2通目の手紙にも登場。新聞の切り抜きで作ったメッセージには、「ウェルニは僕と同じでクッキーが大好きで、クッキーが無くなってから泣いて悲しがってばかりだから、返してあげることにした」と書かれ、オブジェの返却を宣言していた。
メッセージにある「ウェルニ」とは、バールセンのウェルナー・バールセン(Werner Bahlsen)会長を指しているとみられる。同会長は先週、52の社会福祉機関にそれぞれ1000枚のライプニッツ・クッキーを配る用意があると述べ、犯人にオブジェの返還を呼び掛けていた。
ちなみにハノーバー大学は正式名称をゴットフリート・ウィルヘルム・ライプニッツ大学(Gottfried Wilhelm Leibniz Universitaet Hannover)という。(c)AFP
大きな金色の「クッキー」は赤いリボンで包装され、ハノーバー大学(University of Hanover)の前に立つ馬の銅像の首にかけられていた。警察が盗品かどうか確認している。
バタークッキーの「ライプニッツ(Leibniz)」などを製造する菓子メーカー「バールセン(Bahlsen)」(1889年創業)の本社正面に掲げられていた重さ20キロの金色の「クッキー」は同社製品をかたどったもので、約100年の歴史をもつ。この「クッキー」盗難事件は、クッキーモンスターを名乗る人物から地元紙ハノーファーシェ・アルゲマイネ(Hannoversche Allgemeine Zeitung)に犯行声明が届いたことで大きく報じられていた。
クッキーモンスターの着ぐるみをまとった人物の写真が同封された犯行声明は、病気の子供たちにクッキーを配ることと、バールセンが盗まれた「クッキー」にかけた1000ユーロ(約12万6000円)の懸賞金を動物保護施設に寄付することを要求していた。
着ぐるみ姿の犯人は、4日にハノーファーシェ・アルゲマイネに届いた2通目の手紙にも登場。新聞の切り抜きで作ったメッセージには、「ウェルニは僕と同じでクッキーが大好きで、クッキーが無くなってから泣いて悲しがってばかりだから、返してあげることにした」と書かれ、オブジェの返却を宣言していた。
メッセージにある「ウェルニ」とは、バールセンのウェルナー・バールセン(Werner Bahlsen)会長を指しているとみられる。同会長は先週、52の社会福祉機関にそれぞれ1000枚のライプニッツ・クッキーを配る用意があると述べ、犯人にオブジェの返還を呼び掛けていた。
ちなみにハノーバー大学は正式名称をゴットフリート・ウィルヘルム・ライプニッツ大学(Gottfried Wilhelm Leibniz Universitaet Hannover)という。(c)AFP