【2月1日 AFP】米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)は31日、同社のコンピューターが中国のハッカーから攻撃を受けていたと報じた。前日には米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が、中国軍の関与が疑われるサイバー攻撃を受けていたことを明らかにしたばかり。

 ウォールストリート・ジャーナルは、同紙への攻撃は「中国に関する報道を監視する目的があったとみられる」とし、米メディアに対する中国のスパイ行為が「広く行われる現象になっている」ことを示唆した。

 同紙の親会社ダウ・ジョーンズ(Dow Jones)は声明で「証拠から侵入は商業的な利益や顧客情報の悪用が目的ではなく、ウォールストリート・ジャーナルの中国関連報道の監視が目的だったことが示されている」と述べた。

 同紙はサイバー攻撃があった具体的な時期は明かしていないが、セキュリティー強化対策は31日に導入を完了したとしている。(c)AFP