【1月23日 AFP】ボスニア・ヘルツェゴビナ北西部トゥズラ(Tuzla)のカラブラーシ(Karavlasi)村で発生した10代のドイツ人女性の監禁・虐待事件で、地元検察当局は22日、ミレンコ・マリンコビッチ(Milenko Marinkovic)被告に禁錮2年の判決が下されたことを明らかにした。

 地元検察当局のアドミル・アルナウトヴィッチ(Admir Arnautovic)氏がAFPに語ったところによると、マリンコビッチ被告は、被害者のベッティーナ・ジーゲン(Bettina Siegner)さんを監禁していた罪を認めているという。被害者は、2012年5月に警察当局により救出されている。しかし検察当局は、判決で言い渡された刑期が同様の犯罪に課されるものとしては最短だったことを不服としており、控訴する意向だ。

 アルナウトヴィッチ氏はまた、無罪を主張している同被告の妻、スラボイカ・マリンコビッチ(Slavojka Marinkovic)被告についても、ボスニア北東部カレシア(Kalesija)の裁判所で審理が行われていることを明らかにした。(c)AFP