【1月18日 AFP】米司法省は17日、中米のメキシコやニカラグアから女性たちをだまして米国に違法入国させた後、売春を強制していた人身売買組織を摘発、首謀者ら12人を起訴したと発表した。移民税関捜査局(Immigration and Customs Enforcement,ICE)によると、この摘発で女性11人が救出されたほか、44人が身柄を拘束され事情聴取を 受けた。

 組織の首領はホアキン・メンデス・ヘルナンデス(Joaquin Mendez Hernandez)被告で、メキシコやニカラグアの女性たちを「働き口がある」とだまして米国に連れて来ては、米南部州内などで売春をさせていた。

  起訴状によると、ヘルナンデス被告は連れてきたメキシコ人女性を「本国に戻す」と脅迫した上で、1日に25人の客を取るよう売春を強要していたという。(c)AFP