【12月13日 AFP】中米ベリーズで殺人事件の重要参考人となっている米インターネット・セキュリティー大手マカフィー(McAfee)創業者で、不法入国の疑いでグアテマラ当局に逮捕されたジョン・マカフィー(John McAfee)容疑者(67)が12日、ベリーズへの身柄引き渡しを免れ、出身国である米国に送還された。

 ベリーズ在住だったマカフィー容疑者は、11月11日に隣家の住民が殺害された事件の重要参考人としてベリーズ当局から手配され、交際相手のサマンサ・バネガス(Samantha Vanegas)さん(20)と共に3週間にわたりベリーズ国内を逃走した末、グアテマラに不法入国した疑いで今月5日に逮捕されていた。

 12日、青いスーツで警察車両から出たマカフィー容疑者は警官の拘束を受けることなく、米マイアミ(Miami)行きの便の待合エリアへと向かった。

 マカフィー容疑者は搭乗前、AFPTVに対し「帰国できてとても嬉しい」とコメント。帰国後は自身の人生を描いた「映画を作るつもりだ」と述べた。また、中米で起きた一連の事件について「10歳は年をとった」との感想も語った。(c)AFP