【11月21日 AFP】インドのムンバイ(Mumbai)で2008年11月に発生し、166人が死亡した同時襲撃事件で、唯一生き残った実行犯のモハメド・アジマル・カサブ(Mohammed Ajmal Kasab)死刑囚(25)の刑が21日、執行された。事件のあったムンバイを州都に持つ同国西部マハラシュトラ(Maharashtra)州のR.R.パティル(R.R. Patil)州内務相が発表した。

 パティル州内務相によると、マハラシュトラ州のプネ(Pune)にあるエルワダ(Yerwada)刑務所でモハメド・カサブ死刑囚の刑が執行された。プラナブ・ムカジー(Pranab Mukherjee)大統領は今月初頭、同死刑囚の減刑の嘆願を却下していた。

 カサブ死刑囚は、11月26日から3日間近く続いたムンバイ同時襲撃事件の実行犯10人の1人。事件は、インド独立以降、国内で起きた襲撃事件としては死者が最も多い事件となった。(c)AFP/Rachel O'Brien