故アラファト氏の墓掘り起こし作業が始まる、毒殺疑惑受け
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【11月14日 AFP】2004年に死去したパレスチナ解放機構(PLO)の故ヤセル・アラファト(Yasser Arafat)前議長が毒殺された疑いが出ている問題で13日、死因調査のためヨルダン川西岸(West Bank)のパレスチナ自治区ラマラ(Ramallah)にある前議長の墓を掘り起こす作業が始まった。アラファト氏の遺族に近い人物がAFPに明らかにした。
作業は墓のコンクリートや石の除去から始まり、幾つかの段階を経てアラファト氏の遺体を覆っている土に達するまで15日間かかる見込み。フランスの検察官、スイスの専門家、ロシアの捜査官らが到着するまで遺体は動かさないという。フランスとスイスの捜査チームは26日に到着する予定で、サンプルの採取は今月末に始まるとみられている。
アラファト氏は2004年11月11日にフランスの病院で死去したが、最近になって放射性物質ポロニウムで毒殺された疑いが浮上し、遺族が国際捜査を要請していた。生前のアラファト氏がPLO議長という高い地位にあったことから、同氏の遺体からのサンプル採取作業の写真撮影は一切認められないという。(c)AFP/Nasser Abu Bakr
作業は墓のコンクリートや石の除去から始まり、幾つかの段階を経てアラファト氏の遺体を覆っている土に達するまで15日間かかる見込み。フランスの検察官、スイスの専門家、ロシアの捜査官らが到着するまで遺体は動かさないという。フランスとスイスの捜査チームは26日に到着する予定で、サンプルの採取は今月末に始まるとみられている。
アラファト氏は2004年11月11日にフランスの病院で死去したが、最近になって放射性物質ポロニウムで毒殺された疑いが浮上し、遺族が国際捜査を要請していた。生前のアラファト氏がPLO議長という高い地位にあったことから、同氏の遺体からのサンプル採取作業の写真撮影は一切認められないという。(c)AFP/Nasser Abu Bakr