「プレーボーイ神父」を逮捕、クロアチア
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【10月21日 AFP】クロアチアで教会の敷地を違法に売却し、既婚女性と一緒に100万ユーロ(約1億円)を持ち逃げしたとされる神父が逮捕された。
クロアチア警察の発表によると、逮捕されたのはカトリック教会の修道会の一つ、フランシスコ会修道士のシメ・ニマッチ(Sime Nimac)容疑者(34)。17日、同国の首都ザグレブ(Zagreb)の集合住宅の1室に若い既婚女性といたところを、携帯電話の信号を捉えた警察に取り押さえられた。
現地報道によると、容姿端麗で服など高級品に目がないとされるニマッチ容疑者は4月、アドリア海沿岸のバスカ・ヴォーバ(Baska Voda)にある教区で、当時自分が管轄していた教会の一画を売却する契約を地元業者と交わしていた。
上位にあたる大司教区は16日に声明を発表し、ニマッチ容疑者が翌5月に「目的や使途をまったく告げずに」教区の口座から現金約100万ユーロを引き出したと告発した。逮捕時に容疑者と一緒にいた既婚の女性は、この時に現金を引き出した銀行に勤めていた。
その後、フランシスコ会による承諾がないまま教会の土地が売却されたため、フランシスコ会が売買の無効を主張し訴え出た。
現在、同じくアドリア海沿いのスプリト(Split)に身柄を移送されたニマッチ容疑者は、自らの聖職はく奪を願い出ているという。
クロアチア社会ではカトリック教会の影響力が強く、国民420万人の実に9割近くがローマ・カトリック教会の信者とされる。(c)AFP
クロアチア警察の発表によると、逮捕されたのはカトリック教会の修道会の一つ、フランシスコ会修道士のシメ・ニマッチ(Sime Nimac)容疑者(34)。17日、同国の首都ザグレブ(Zagreb)の集合住宅の1室に若い既婚女性といたところを、携帯電話の信号を捉えた警察に取り押さえられた。
現地報道によると、容姿端麗で服など高級品に目がないとされるニマッチ容疑者は4月、アドリア海沿岸のバスカ・ヴォーバ(Baska Voda)にある教区で、当時自分が管轄していた教会の一画を売却する契約を地元業者と交わしていた。
上位にあたる大司教区は16日に声明を発表し、ニマッチ容疑者が翌5月に「目的や使途をまったく告げずに」教区の口座から現金約100万ユーロを引き出したと告発した。逮捕時に容疑者と一緒にいた既婚の女性は、この時に現金を引き出した銀行に勤めていた。
その後、フランシスコ会による承諾がないまま教会の土地が売却されたため、フランシスコ会が売買の無効を主張し訴え出た。
現在、同じくアドリア海沿いのスプリト(Split)に身柄を移送されたニマッチ容疑者は、自らの聖職はく奪を願い出ているという。
クロアチア社会ではカトリック教会の影響力が強く、国民420万人の実に9割近くがローマ・カトリック教会の信者とされる。(c)AFP