恐竜の化石を密輸したとして米フロリダ州の男を逮捕・起訴
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【10月18日 AFP】肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)の近縁種などの化石を米国に密輸したとして、米フロリダ(Florida)州在住の男が17日に逮捕・起訴された。
エリック・プロコピ(Eric Prokopi)被告(38)は、違法物品密輸の共謀、米国への密輸、盗品販売の罪について、有罪になればそれぞれ最大5年、20年、10年の禁錮刑が科される可能性がある。
プロコピ被告は今年5月、ニューヨーク(New York)で約7000万年前の肉食恐竜「ティラノサウルス・バタール(Tyrannosaurus bataar)」の骨格化石を競売に出したが、モンゴル政府が自国から違法に持ち出されたものだと主張したことから、落札後に米当局がこの化石を差し押さえていた。
競売を行ったヘリテージ・オークションズ(Heritage Auctions)によれば、プロコピ被告は1年かけてばらばらになっていた化石の断片を修復・標本化し、骨格を再現したという。被告はこれまで密輸の事実を否定してきた。
ニューヨーク南地区のプリート・バララ(Preet Bharara)連邦検事によれば、プロコピ被告は「化石の闇取引を単独で行って」おり、差し押さえられたティラノサウルス・バタールの化石は「氷山の一角にすぎない」という。
プロコピ被告は、草食恐竜「サウロロフス・アングスティロストリス(Saurolophus angustirostris)」と小型恐竜「ミクロラプトル(Microraptor)」の骨格化石も、それぞれモンゴルと中国から違法に輸入したとされている。(c)AFP
エリック・プロコピ(Eric Prokopi)被告(38)は、違法物品密輸の共謀、米国への密輸、盗品販売の罪について、有罪になればそれぞれ最大5年、20年、10年の禁錮刑が科される可能性がある。
プロコピ被告は今年5月、ニューヨーク(New York)で約7000万年前の肉食恐竜「ティラノサウルス・バタール(Tyrannosaurus bataar)」の骨格化石を競売に出したが、モンゴル政府が自国から違法に持ち出されたものだと主張したことから、落札後に米当局がこの化石を差し押さえていた。
競売を行ったヘリテージ・オークションズ(Heritage Auctions)によれば、プロコピ被告は1年かけてばらばらになっていた化石の断片を修復・標本化し、骨格を再現したという。被告はこれまで密輸の事実を否定してきた。
ニューヨーク南地区のプリート・バララ(Preet Bharara)連邦検事によれば、プロコピ被告は「化石の闇取引を単独で行って」おり、差し押さえられたティラノサウルス・バタールの化石は「氷山の一角にすぎない」という。
プロコピ被告は、草食恐竜「サウロロフス・アングスティロストリス(Saurolophus angustirostris)」と小型恐竜「ミクロラプトル(Microraptor)」の骨格化石も、それぞれモンゴルと中国から違法に輸入したとされている。(c)AFP