【10月18日 AFP】米ニューヨーク(New York)マンハッタン(Manhattan)で17日ビルの爆破を企てた男が、米連邦捜査局(FBI)のおとり作戦にかかり逮捕された。男はバングラデシュ国籍のカジ・モハマド・レズワヌル・アーサン・ナフィス(Quazi Mohammad Rezwanul Ahsan Nafis)容疑者(21)で、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の海外細胞を組織するため、米国に潜入した疑いが持たれている。

 ブルックリンの連邦検察局によると、ナフィス容疑者は、FBIがおとり作戦で用意した偽の1000ポンド爆弾を本物と思い込み、連邦準備銀行ビルの爆破に使おうとした。

 ナフィス容疑者は今年1月、米本土でテロ攻撃を実行する目的で米国に潜入し、テロリストの細胞作りを企てていたが、そのために接触した人物の中に、FBIの情報提供者がいた。ナフィス容疑者は犯行声明も用意していたという。 (c)AFP/Sebastian Smith