仏アルプスの村の銃撃事件、殺害された英国人の自宅を捜索
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【9月9日 AFP】フランスとイギリスの警察は8日、フランス・アルプス(French Alps)で5日に殺害された英国人一家の自宅の家宅捜索を始めた。司法解剖で、被害者4人はそれぞれ頭部に2発ずつ撃たれていたことが明らかになっている。
エリック・マイヨー(Eric Maillaud)検事は、事件の現場近くのアヌシー湖(Annecy)の保養地で、「4人は数発の銃弾によって殺害され、4人はそれぞれ頭に2発、銃弾を受けていた。犯行の一部始終は、極めて短時間で行われた」と語った。
同検事は詳しく説明することは避けたものの、当局は必然的に、事件がプロの犯行である可能性を探っていくとみられる。この事件については、多くの犯罪専門家らがプロの殺し屋の犯行とみられると指摘していた。
イラク出身で英国に帰化したサード・ヒリ(Saad al-Hilli)さん(50)と、妻イクバル(Iqbal)さん、そしてイクバルさんの母(74)は、シュバリーヌ(Chevaline)の村郊外で車に乗っていたところを襲撃された。
さらにサイクリングで通りかかったフランス人のシルバン・モリエ(Sylvain Mollier)さん(45)も殺害され、サードさんの娘、ザイナブ(Zainab al-Hilli)ちゃん(7)は重傷を負い、そしてジーナ(Zeena al-Hilli)ちゃん(4)は、殺害された母親のスカートの下に隠れ、難を逃れた。
ショック状態にあるジーナちゃんは事件以来、フランス当局に保護されている。これまでの調べでは、彼女からは有用な情報は得られなかった。彼女の姉、ザイナブちゃんが昏睡状態から意識を回復した時に、何らかの手掛かりが得られることが期待されているという。
メイラード検事は、今回の家宅捜索が一家のことを理解するのに役立つだろうとしつつも、彼らがターゲットとなり得る活動に関わっていたという予断は持ってはならないと強調した。また、次の記者会見は来週半ばまで行われないという。
メイラード検事は仏ニュースチャンネル(i-TELE)に対し、「イタリアまでは1時間半、スイスまでは1時間の距離。捜査当局は、すべての近隣諸国に協力を求めている」と語った。(c)AFP
エリック・マイヨー(Eric Maillaud)検事は、事件の現場近くのアヌシー湖(Annecy)の保養地で、「4人は数発の銃弾によって殺害され、4人はそれぞれ頭に2発、銃弾を受けていた。犯行の一部始終は、極めて短時間で行われた」と語った。
同検事は詳しく説明することは避けたものの、当局は必然的に、事件がプロの犯行である可能性を探っていくとみられる。この事件については、多くの犯罪専門家らがプロの殺し屋の犯行とみられると指摘していた。
イラク出身で英国に帰化したサード・ヒリ(Saad al-Hilli)さん(50)と、妻イクバル(Iqbal)さん、そしてイクバルさんの母(74)は、シュバリーヌ(Chevaline)の村郊外で車に乗っていたところを襲撃された。
さらにサイクリングで通りかかったフランス人のシルバン・モリエ(Sylvain Mollier)さん(45)も殺害され、サードさんの娘、ザイナブ(Zainab al-Hilli)ちゃん(7)は重傷を負い、そしてジーナ(Zeena al-Hilli)ちゃん(4)は、殺害された母親のスカートの下に隠れ、難を逃れた。
ショック状態にあるジーナちゃんは事件以来、フランス当局に保護されている。これまでの調べでは、彼女からは有用な情報は得られなかった。彼女の姉、ザイナブちゃんが昏睡状態から意識を回復した時に、何らかの手掛かりが得られることが期待されているという。
メイラード検事は、今回の家宅捜索が一家のことを理解するのに役立つだろうとしつつも、彼らがターゲットとなり得る活動に関わっていたという予断は持ってはならないと強調した。また、次の記者会見は来週半ばまで行われないという。
メイラード検事は仏ニュースチャンネル(i-TELE)に対し、「イタリアまでは1時間半、スイスまでは1時間の距離。捜査当局は、すべての近隣諸国に協力を求めている」と語った。(c)AFP