ロシア当局、「プッシー・ライオット」未拘束メンバーの捜査を開始
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【8月21日 AFP】ロシアの警察当局は20日、ロシア正教会の大聖堂でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領を批判する歌を演奏した女性パンクバンド「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」について、まだ身柄を拘束していないメンバーに対する捜査を開始したと発表した。
モスクワ(Moscow)の警察当局はAFPに対し「捜査は現在進められており、(メンバーの)行方を追っている」と述べたが、それ以上の情報提供は拒否した。
プッシー・ライオットの女性メンバー5人は今年2月21日、明るい色の目出し帽をかぶってモスクワにある救世主ハリストス大聖堂(Christ the Saviour Cathedral)に忍び込み、聖母マリア(Virgin Mary)に「プーチン大統領を追い払ってください」と訴える「賛歌」を大音量で演奏した。
5人のうち2人は拘束されていないが、3月から勾留されていたエカチェリーナ・サムツェビッチ(Yekaterina Samutsevich)、ナジェージダ・トロコンニコワ(Nadezhda Tolokonnikova)とマリア・アリョーヒナ(Maria Alyokhina)の3被告は今月17日、「宗教的憎悪によって秩序を乱した罪」で禁錮2年の実刑判決を受けた。この量刑については、「重すぎる」と批判する声が欧米で上がっている。
プッシー・ライオットを構成するメンバーは流動的で、当局の捜査対象が未拘束の2人だけなのかどうかは定かではない。(c)AFP
モスクワ(Moscow)の警察当局はAFPに対し「捜査は現在進められており、(メンバーの)行方を追っている」と述べたが、それ以上の情報提供は拒否した。
プッシー・ライオットの女性メンバー5人は今年2月21日、明るい色の目出し帽をかぶってモスクワにある救世主ハリストス大聖堂(Christ the Saviour Cathedral)に忍び込み、聖母マリア(Virgin Mary)に「プーチン大統領を追い払ってください」と訴える「賛歌」を大音量で演奏した。
5人のうち2人は拘束されていないが、3月から勾留されていたエカチェリーナ・サムツェビッチ(Yekaterina Samutsevich)、ナジェージダ・トロコンニコワ(Nadezhda Tolokonnikova)とマリア・アリョーヒナ(Maria Alyokhina)の3被告は今月17日、「宗教的憎悪によって秩序を乱した罪」で禁錮2年の実刑判決を受けた。この量刑については、「重すぎる」と批判する声が欧米で上がっている。
プッシー・ライオットを構成するメンバーは流動的で、当局の捜査対象が未拘束の2人だけなのかどうかは定かではない。(c)AFP