【8月20日 AFP】(一部更新)中国・安徽(Anhui)省合肥(Hefei)の中級人民法院(地裁)は20日午前、重慶(Chongqing)市党書記を解任された薄熙来(Bo Xilai)氏の妻で、英国人実業家ニール・ヘイウッド(Neil Heywood)氏(当時41)を殺害した罪で起訴された谷開来(Gu Kailai)被告に執行猶予2年付き死刑判決を言い渡した。ヘイウッド氏の家族の代理人弁護士が報道陣に明らかにした。

 公判で谷被告はビジネス上の関係が悪化して谷被告の息子が脅されたため、ヘイウッド氏に毒物を飲ませて殺害したと認めていた。執行猶予2年付きの死刑判決は通常は終身刑に減刑される。

 殺人共謀罪で起訴された薄氏一家の使用人だった張暁軍(Zhang Xiaojun)被告には懲役9年が言い渡された。20日の判決公判は外国の報道陣には公開されなかったが、裁判所前で判決内容を報道陣に明かしたヘイウッド家の弁護士は、「われわれは今日の判断を尊重する」と述べた。(c)AFP