【8月10日 AFP】重慶(Chongqing)市党書記を解任された薄熙来(Bo Xilai)氏の妻で英国人実業家殺害の罪で起訴された谷開来(Gu Kailai)被告の初公判が9日、中国・安徽(Anhui)省合肥(Hefei)の中級人民法院(地裁に相当)で開かれ、即日結審した。谷被告は起訴事実を認めた。

 中級人民法院の副院長が記者団に語ったところによると、公判で谷被告は、2011年11月に滞在していたホテルで死亡しているのが発見された英国人実業家ニール・ヘイウッド(Neil Heywood)氏(当時41)と酒を飲むためホテルの部屋に行き、同氏を毒殺したと認定された。

 同副院長によれば、政府が選任した谷被告の弁護人は罪状を否認しなかったが、谷被告が他の人物が犯した罪について供述して捜査に大きく貢献したことを考慮すべきだと主張した。

 同副院長はこれについて詳細には触れなかったが、国営新華社(Xinhua)通信は谷被告の公判終了後、谷被告の犯罪を隠蔽(いんぺい)した罪で警察当局者4人が裁判にかけられると報じた。(c)AFP/Carol Huang