ネットでテレビを注文、届いたのはライフル銃 米首都
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【8月9日 AFP】米首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)の男性が、米国の大手通販サイト、アマゾン・ドットコム(Amazon.com)でカラーテレビを注文したところ、代わりに高性能のセミオートマチック・アサルトライフルが届けられた。警察は誤配達の経緯を調査している。
同市の北東部に住むセス・ホービッツ(Seth Horvitz)さんは、SIGザウアー(SIG Sauer)製ライフル「SIG716」が配達業者から届けられると、すぐに警察に通報したという。
ホービッツさんは地元テレビ局「Fox 5」に次のように語った。「彼ら(警察)は最初、少し混乱した様子だった。前例のないことだったらしい。私のことについて質問をした後、『この武器をここに置いておくことは違法なので、われわれが引き取る』と伝えられた。車で輸送するのは違法なので、返品はできないそうだ」
ホービッツさんは、アマゾン・ドットコムに出店していた小売業者に薄型テレビを注文していた。銃が入った箱に記載された住所はホービッツさんのものだったが、中に入っていた納品書によるとペンシルベニア(Pennsylvania)州の銃販売店に発送する予定の銃だったらしい。
米国ではここ1か月足らずのうちに銃乱射事件が2件発生している。ワシントンD.C.首都警察の関係者は8日、本件について調査中だとAFPに語った。
SIGザウアーは欧州の大手火器製造会社で、米国の多くの警察組織にも銃を供給している。SIG716は、同社の米子会社のウェブサイトで「大口径のカービン銃並みの威力を必要とする人に最適なライフル」と解説されている。
銃規制強化を求める米市民団体「Brady Campaign to Prevent Gun Violence(銃暴力を防ぐブレーディ・キャンペーン)」のダン・グロス(Dan Gross)代表は声明で「これらの銃が持つ殺傷力の恐ろしさを最近起きた事件で思い知らされたばかり」だと指摘し、「銃がこれほどまでに国内に行き渡り、危険な人物の手に簡単に渡ってしまう現状を改善すべきだ」と述べた。(c)AFP
同市の北東部に住むセス・ホービッツ(Seth Horvitz)さんは、SIGザウアー(SIG Sauer)製ライフル「SIG716」が配達業者から届けられると、すぐに警察に通報したという。
ホービッツさんは地元テレビ局「Fox 5」に次のように語った。「彼ら(警察)は最初、少し混乱した様子だった。前例のないことだったらしい。私のことについて質問をした後、『この武器をここに置いておくことは違法なので、われわれが引き取る』と伝えられた。車で輸送するのは違法なので、返品はできないそうだ」
ホービッツさんは、アマゾン・ドットコムに出店していた小売業者に薄型テレビを注文していた。銃が入った箱に記載された住所はホービッツさんのものだったが、中に入っていた納品書によるとペンシルベニア(Pennsylvania)州の銃販売店に発送する予定の銃だったらしい。
米国ではここ1か月足らずのうちに銃乱射事件が2件発生している。ワシントンD.C.首都警察の関係者は8日、本件について調査中だとAFPに語った。
SIGザウアーは欧州の大手火器製造会社で、米国の多くの警察組織にも銃を供給している。SIG716は、同社の米子会社のウェブサイトで「大口径のカービン銃並みの威力を必要とする人に最適なライフル」と解説されている。
銃規制強化を求める米市民団体「Brady Campaign to Prevent Gun Violence(銃暴力を防ぐブレーディ・キャンペーン)」のダン・グロス(Dan Gross)代表は声明で「これらの銃が持つ殺傷力の恐ろしさを最近起きた事件で思い知らされたばかり」だと指摘し、「銃がこれほどまでに国内に行き渡り、危険な人物の手に簡単に渡ってしまう現状を改善すべきだ」と述べた。(c)AFP