アルプス名物「カウベル」は騒音、農家に罰金
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【7月20日 AFP】穏やかに山野に鳴り響くカウベルといえばアルプス地方の名物だが、この音がうるさすぎると近隣住民から訴えられたオーストリアのある農家がこのほど、裁判所から罰金100ユーロ(約9600円)の支払いを命じられた。
オーストリア南東部シュタイアーマルク(Styria)州の地方裁判所によると、近隣の2家族に訴えられたのは同州シュタルホーフェン(Stallhofen)村の農家。裁判所は原告の訴えを認め、「被告の牛の飼育方法は近隣住民にとって耐え難いものだった」との判断を下した。
水桶が金属製だったため、牛たちが水を飲むときにカウベルがぶつかって昼夜を問わず鳴り続けたことが問題だったという。
一方、「有罪」となった農家の側は「これは伝統だ」と主張し、カウベルを取り外すことはもちろん、水桶を変えることも罰金の支払いも拒否。判決の取り消しを求める申し立てを行ったが、裁判所は「住宅地の近くでカウベルを使用する必要性はない」と一蹴したという。(c)AFP
オーストリア南東部シュタイアーマルク(Styria)州の地方裁判所によると、近隣の2家族に訴えられたのは同州シュタルホーフェン(Stallhofen)村の農家。裁判所は原告の訴えを認め、「被告の牛の飼育方法は近隣住民にとって耐え難いものだった」との判断を下した。
水桶が金属製だったため、牛たちが水を飲むときにカウベルがぶつかって昼夜を問わず鳴り続けたことが問題だったという。
一方、「有罪」となった農家の側は「これは伝統だ」と主張し、カウベルを取り外すことはもちろん、水桶を変えることも罰金の支払いも拒否。判決の取り消しを求める申し立てを行ったが、裁判所は「住宅地の近くでカウベルを使用する必要性はない」と一蹴したという。(c)AFP