【7月3日 AFP】カナダ・モントリオール(Montreal)の公園で1日、切断された人間の頭部らしきものが発見され、前月逮捕されたルカ・ロッコ・マグノッタ(Luka Rocco Magnotta)容疑者(29)が殺害したとされる中国人留学生のものか警察が調査を進めている。

 警察当局は2日、検査が行われていることを認めた上で、発見された遺体が人間のものでない可能性もあると強調した。マグノッタ容疑者および「他の事件との関連性も含めて」捜査が行われているという。検査の結果は1週間以内に判明するとみられている。

「カナディアン・サイコ」の通称で呼ばれるマグノッタ容疑者は、モントリオールのコンコーディア大学(Concordia University)に通っていたリン・ジュン(Lin Jun)さんを5月24日夜から25日にかけてアイスピックで刺殺し、手足を政党本部やバンクーバー(Vancouver)市内の2つの学校へと送りつけたとされる。被害者の頭部はこれまで見つかっていない。(c)AFP