8000万円で落札のティラノサウルス化石、密輸理由に差し押さえ
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【6月29日 AFP】米ニューヨーク(New York)での競売で105万ドル(約8350万円)で落札された肉食恐竜「ティラノサウルス・バタール(Tyrannosaurus bataar)」の骨格化石が、モンゴルから密輸されたものだったとして米当局に差し押さえられた。
この化石は、約7000万年前に現在のモンゴル地域に生息していたもので、全長7メートル31センチ、体高2メートル43センチのほぼ完全な骨格。前月20日に競売会社ヘリテージ・オークションズ(Heritage Auctions)によって競売に掛けられ落札された。しかし、この化石は虚偽の申告とともに英国から密輸されたものだとして、ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)の検察当局が18日、ニューヨーク連邦地裁に差し押さえ処分を申し立てていた。
プリート・バララ(Preet Bharara)連邦検事は「化石が盗まれたとき、国の自然史の一部が盗まれたのだ。(モンゴルに)早く返却したい」と述べている。(c)AFP
この化石は、約7000万年前に現在のモンゴル地域に生息していたもので、全長7メートル31センチ、体高2メートル43センチのほぼ完全な骨格。前月20日に競売会社ヘリテージ・オークションズ(Heritage Auctions)によって競売に掛けられ落札された。しかし、この化石は虚偽の申告とともに英国から密輸されたものだとして、ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)の検察当局が18日、ニューヨーク連邦地裁に差し押さえ処分を申し立てていた。
プリート・バララ(Preet Bharara)連邦検事は「化石が盗まれたとき、国の自然史の一部が盗まれたのだ。(モンゴルに)早く返却したい」と述べている。(c)AFP