【6月11日 AFP】米アラバマ(Alabama)州で9日夜、オーバーン大学(Auburn University)近くの同大学生寮で発砲事件があり、同大の元アメリカン・フットボール選手ら3人が死亡、3人が負傷した。オーバーン大は米カレッジフットボールの名門大学。

 死亡したのはオーバーン大の学生エド・クリスチャン(Ed Christian)さん、ラダリアス・フィリップス(Ladarious Phillips)さん、デマリオ・ピッツ(Demario Pitts)さんの3人で、ともに20歳だった。クリスチャンさんとフィリップスさんは同大の元アメフット選手で、また負傷した3人の中には同大の現役選手エリック・マック(Eric Mack)さんも含まれていた。

 地元当局によると、発砲したのは同州モントゴメリー(Montgomery)在住のデズモンテ・レオナード(Desmonte Leonard)容疑者(22)とみられ、まだモントゴメリー内に潜伏していると考えられている。

 この時期、夏季休暇に入る米国の大学では学生寮などでパーティーが開かれており、発砲事件はその最中に起きたものだ。

 死亡したピッツさんと一緒にパーティーに参加していた男子学生(23)の話は、見知らぬ男2人が近寄ってきて、ある女性をめぐり口論となったとことを明らかにした。この男子学生は男らの一人を殴り、ピッツさんも瓶で男らに殴りかかったというが、「全てが一瞬の出来事」だったため、直後に発砲したのが2人なのか、それとも1人のみだったのかは定かではないという。(c)AFP