【4月26日 AFP】ポルトガルで5年前に失踪した英国人女児マデリン・マクカーン(Madeleine McCann)ちゃん(当時3)の捜査の見直しを進める英警察当局は25日、マデリンちゃんがまだ生きている可能性があるとしてポルトガル当局に捜査の再開を求めた。

 英ロンドン警視庁(Scotland Yard)の捜査班(総勢37人)は、2007年に失踪したマデリンちゃんに関する4万点以上、ページ数にして約10万枚の証拠資料を洗い直し、「捜査上の余地」を示す195個の手がかりを発見。その結果、法医学上の時系列の「ずれ」があることが分かり、マデリンちゃん生存の可能性が浮上したという。

 ロンドン警視庁はまた、ポルトガル警察も再捜査に意欲を示していることを指摘し、ポルトガル司法当局に対して事件の捜査再開を求めた。

 マデリンちゃんは4歳の誕生日を目前に控えた07年5月3日、ポルトガル南部の沿岸沿いにあるプライアダルス(Praia da Luz)の休暇用アパートで、両親が夕食に出かけている間に姿を消した。

 ロンドン警視庁は、5月12日に誕生日を迎えるマデリンちゃんの成長した顔をコンピューターで再現した画像を公開し、新たな情報提供を呼びかけている。(c)AFP/Robin Millard

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