【4月16日 AFP】オーストラリア・ワガワガ(Wagga Wagga)で16日、母親の遺体の傍で1人で最長5日間を過ごしていたとみられる2歳の女児が保護された。キリスト教の復活祭(イースター)の後間もなかったため、女児はチョコレートのイースターエッグを食べて飢えを凌いでいたと考えられている。

 30代の母親の遺体は13日、不審に思った近隣住民からの通報を受けてシドニーの南西約400キロにあるワガワガの自宅で発見され、同時に女児も救出された。地元救急当局の話では、女児はひどい脱水症状を起こして顔色は青く、衰弱していた。何も話さず、感情も表さなかったが、血糖値は良好だったという。これについて救急当局では、チョコレートエッグを食べていたためと見解を示している。

 女の子は危険な状態で病院に搬送されたが、容態は回復しているという。

 警察や救急当局は母親の死因や、死後どれだけの時間が経過しているのかは不明としているが、地元メディアは近隣住民の話として、最長で5日が経過しているのではないかと伝えている。(c)AFP