【4月5日 AFP】捜査当局者が明らかにしたところによると、フランス警察は4日未明に各地で一斉摘発を行い、イスラム過激派とみられる10人を拘束した。摘発は先週に続き2度目。

 同当局者によると、摘発が行われたのは南部マルセイユ(Marseille)やベルギー国境近くのルーベ(Roubaix)のほか、仏南部や南西部の数か所。

 3月30日に拘束されたイスラム過激派19人のうち13人が、「テロ計画に関連した犯罪の共謀」と、武器の違法な所持と運搬の嫌疑を掛けられている。このうち一部は、フランスで今年非合法化された過激派組織フォルサン・アリザ(Forsane Alizza)のメンバーだ。

 当局者によるとフォルサン・アリザのリーダー、モハメド・アシャムラン(Mohamed Achamlane)容疑者を含む9人が再勾留を命じられた。警察は判事の誘拐計画などに関与した容疑で取り調べるという。

 仏当局は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のメンバーを名乗ったモハメド・メラ(Mohamed Merah)容疑者が子ども3人を含む7人を殺害した事件を受け、イスラム過激派の取り締まりを強化している。(c)AFP

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