【2月7日 AFP】昨年7月に77人が犠牲となった同国の爆破・銃乱射事件を起こしたアンネシュ・ベーリング・ブレイビク(Anders Behring Breivik)容疑者(32)の勾留延長の可否を決める審理が6日、オスロ(Oslo)の裁判所で開かれ、ブレイビク容疑者は即時釈放と共に最高位の軍事勲章の授与を求めた。

 同容疑者は、犯行は認めたものの、「多文化社会を擁護するがために『民族浄化』の罪を犯した国家の反逆者たちに対する予防的な攻撃だった」「ノルウェー民族が自国で少数派になりつつあるのを黙って見ているわけにはいかなかった。ノルウェー民族とその文化、宗教を守るために必要な攻撃だった」と述べ、有罪であることは否定。即時釈放を求めた。

 さらに、ノルウェー軍は自分の勇気をたたえ、「3本の剣が付いた十字勲章を授けるべきだ」と述べ、傍聴席から失笑を買った。

 裁判所は、公判が開始される4月16日までの勾留延長を命じた。(c)AFP/Pierre-Henry Deshayes