15歳有罪は「警察の横暴」、サンダル1200足で抗議 インドネシア
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【1月6日 AFP】インドネシアで、警察官のサンダルを盗んだとして15歳の少年に有罪判決が下ったことに抗議する市民らが、サンダルやスリッパを警察に送り付ける運動を開始し、これまでに全国から1200足余りが集まった。渦中の警察官が勤務する中スラウェシ(Central Sulawesi)州パル(Palu)の警察署に、サンダルを投げつける人々も出ている。
中スラウェシ州の地方裁判所で行われた裁判で、少年は問題のサンダルは警察署前の道路に放置されていたもので盗んだわけではないと主張。サンダルの持ち主や同僚の警察官らに殴られ、けがをしたとも訴えた。しかし4日、裁判所は少年を有罪とし、禁錮5年を言い渡した。少年は未成年なため、両親の指導を条件に釈放された。
事件が起きたのは2010年11月だが、このほど公判が始まったことで市民らによる大規模な抗議運動が始まった。「盗まれたサンダルの代わりをやる」と、警察に送り付ける大量のサンダルを集めている。
サンダル収集を呼びかけた児童保護団体は、少年が起訴されたのは問題のサンダルが警官のものだったからに過ぎず、こうした警察の横暴を一致団結して止めさせたいと主張している。(c)AFP
中スラウェシ州の地方裁判所で行われた裁判で、少年は問題のサンダルは警察署前の道路に放置されていたもので盗んだわけではないと主張。サンダルの持ち主や同僚の警察官らに殴られ、けがをしたとも訴えた。しかし4日、裁判所は少年を有罪とし、禁錮5年を言い渡した。少年は未成年なため、両親の指導を条件に釈放された。
事件が起きたのは2010年11月だが、このほど公判が始まったことで市民らによる大規模な抗議運動が始まった。「盗まれたサンダルの代わりをやる」と、警察に送り付ける大量のサンダルを集めている。
サンダル収集を呼びかけた児童保護団体は、少年が起訴されたのは問題のサンダルが警官のものだったからに過ぎず、こうした警察の横暴を一致団結して止めさせたいと主張している。(c)AFP