【1月3日 AFP】米ワシントン(Washington)州のマウントレーニア国立公園(Mount Rainier National Park)で2日、森林保護官の女性を射殺し、公園内を逃走していたとみられる元米兵の遺体が発見された。

 事件は1日、イラク帰還兵のベンジャミン・コルトン・バーンズ(Benjamin Colton Barnes)容疑者(24)が同公園内で森林保護官のマーガレット・アンダーソン(Margaret Anderson)さん(34)を射殺したもの。

 事件後、バーンズ容疑者は銃を持ったまま雪に覆われた森林に逃げ込んだため、警察は公園を封鎖。150人を動員し、夜を徹した大規模捜索を行っていたところ2日早朝、同容疑者とみられる人物の遺体を発見。ワシントン州警察は、遺体がバーンズ容疑者のものと確認されたと、ツイッター上で明らかにした。

 シアトル・タイムズ(Seattle Times)紙によると、イラクに従軍していたバーンズ容疑者は帰国後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいた。1日朝にも、別の発砲事件で4人を負傷させている。(c)AFP