パキスタン最高裁、「メモゲート」事件の調査開始を決定
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【12月31日 AFP】パキスタンの最高裁判所は30日、軍のクーデターを恐れたアシフ・アリ・ザルダリ(Asif Ali Zardari)大統領政権が米国に支援を要請する極秘メモを送っていたとされる、いわゆる「メモゲート(Memogate)」事件の調査を始めることを決定した。調査結果は4週間以内に公表される見通し。
極秘メモは米側の協力と引き換えにパキスタンの情報機関上層部の再編を約束するという内容で、ザルダリ大統領の側近によって5月に米軍制服組トップのマイケル・マレン(Mike Mullen)統合参謀本部議長に届けられたとされる。
10月にパキスタン系米国人のビジネスマン、マンスール・イジャズ氏(Mansoor Ijaz)氏がメモの存在を明らかにしたことで一大スキャンダルとなり、軍と政権の間の緊張が高まっていた。イジャズ氏は、パキスタンのフセイン・ハッカニ(Husain Haqqani)前駐米大使も大統領の支援のもとでメモ作成に関与したとしている。ハッカニ氏はこの問題で駐米大使を辞任した。
ザルダリ大統領は12月、「健康上の理由」で突然アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)を訪れていた。(c)AFP/Khurram Shahzad
極秘メモは米側の協力と引き換えにパキスタンの情報機関上層部の再編を約束するという内容で、ザルダリ大統領の側近によって5月に米軍制服組トップのマイケル・マレン(Mike Mullen)統合参謀本部議長に届けられたとされる。
10月にパキスタン系米国人のビジネスマン、マンスール・イジャズ氏(Mansoor Ijaz)氏がメモの存在を明らかにしたことで一大スキャンダルとなり、軍と政権の間の緊張が高まっていた。イジャズ氏は、パキスタンのフセイン・ハッカニ(Husain Haqqani)前駐米大使も大統領の支援のもとでメモ作成に関与したとしている。ハッカニ氏はこの問題で駐米大使を辞任した。
ザルダリ大統領は12月、「健康上の理由」で突然アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)を訪れていた。(c)AFP/Khurram Shahzad