【12月26日 AFP】26日午前4時ごろ、東京都千代田区の靖国神社(Yasukuni Shrine)の境内で出火し、「神門」と呼ばれる門の一部が焦げた。

 靖国神社によると、警備員がすぐに火を消し止めたため大事には至らなかった。1934年に建てられた神門は高さ約13メートル、幅約28メートル。左右の扉にはそれぞれ中央付近に大きな菊の紋章が取り付けられている。

 出火前に門に液体をかける不審な人物の姿が神社の防犯カメラに映っていたことから、神社では放火とみている。なんらかの燃料油が入っていたとみられる2つのガラス容器を警察が現場で発見したと報じられている。

 在日コリアンとおぼしき人物が靖国神社に放火するとツイッター(Twitter)に書き込んでいたという報道もある。しかし警視庁の報道官は、出火前にそのような書き込みがあったことは把握しているが、天皇や首相に対する脅迫の書き込みは毎日ネットに書き込まれており、そのようなケースは全て捜査していると述べ、特別なことではないと説明した。(c)AFP