【9月23日 AFP】米連邦捜査局(FBI)は22日、今年5~6月にソニー・ピクチャーズエンタテインメント(Sony Pictures Entertainment)にサイバー攻撃を仕掛けた疑いで、国際的ハッカー集団「ラルズ・セキュリティー(Lulz Security)」のメンバーの男を逮捕したと発表した。

 FBIロサンゼルス(Los Angeles)支局の発表によると、逮捕されたのは米アリゾナ(Arizona)州フェニックス(Phoenix)在住のコディ・クレシンガー(Cody Kretsinger)容疑者(23)。

 検察当局は、共謀罪および保護されたコンピュータに無許可で損害を与えた罪で、クレシンガー容疑者に対する訴追手続きを開始した。訴状によると、同容疑者は5~6月、仲間と共謀してソニー・ピクチャーズのコンピューターシステムに侵入し、顧客情報を不正に入手したとされる。有罪なら最高で禁錮15年の刑が言い渡される可能性がある。

 クレシンガー容疑者は「ラルズ・セキュリティー」メンバーとして、「recursion(反復)」のコードネームで5月27日~6月2日に発生したソニーへのサイバー攻撃に関与したとみられている。(c)AFP