【9月14日 AFP】(写真追加)中国中部、河南(Henan)省鞏義(Gongyi)市で14日朝、幼稚園へ向かっていた親子のグループが男におので襲われ、園児2人と大人4人が殺害された。男は30歳で農業を営んでおり、精神的な問題を抱えていたという。

 同市は「近所の住民の話によると、王宏斌(Wang Hongbin)容疑者には精神疾患の病歴がある」と発表した。王容疑者は拘束されている。

 河南省が運営するニュースサイトによると、大人の犠牲者は全員、近くの幼稚園に子どもを送って行く途中の親たちだった。

 また死亡した子どもたちはこの幼稚園に通っていた園児だと、職員がAFPの電話取材に語った。襲撃されたのは園内ではなく、幼稚園前の路上だったという。職員はこれ以上の話を拒み、電話を切った。

 中国では子どもが犠牲となる襲撃事件が相次いでおり、全土の学校や幼稚園周辺の警備を当局が強化する事態になっている。専門家の中には、こうした襲撃事件は、中国が経済成長に専念するあまり、社会の急速な変化に関する問題を無視してきたつけだという主張もある。(c)AFP