【8月18日 AFP】米フロリダ(Florida)州タンパ(Tampa)の警察当局は17日、かつて通っていた高校を爆破し30人余りを殺害しようとした容疑で、17歳の少年を逮捕した。少年は、1999年に米コロラド(Colorado)州で起きたコロンバイン高校(Columbine High School)銃乱射事件より多くの犠牲者を出すことを目指していたという。

 この少年は、校外での不祥事から1年前に退学処分となっていた。当局によると、次週から始まる新学期の初日に、学校幹部2人を狙って自家製のパイプ爆弾を複数、校内に仕掛ける計画を立てていたという。

 不審な行動があるとの通報を受けた警察が16日、少年の自宅を捜索し、少年の部屋から燃料や金属片、プラスチック製パイプ、導火線、時限装置などの爆弾の材料と、分刻みで記された実行計画や爆弾設置場所の見取り図などが書かれた「マニフェスト」を押収した。

 少年はこの「マニフェスト」の中で、コロンバイン高校で同校の生徒2人が起こした銃乱射事件を意識し、同事件での死者13人を上回る犠牲者を出したいと述べていたという。

 銃器類は見つからなかったが、警察によると少年は銃の窃盗やマリフアナ所持など複数回の前科があり、警察関係者の間では「すっかりおなじみ」の人物だったという。(c)AFP/Paula Bustamante

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