【7月21日 AFP】2007年に千葉県市川市で英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカー(Lindsay Ann Hawker)さん(当時22)を殺害したとして、殺人や強姦致死などの罪に問われた市橋達也(Tatsuya Ichihashi)被告(32)の裁判員裁判で、千葉地裁は21日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。

 市橋被告はリンゼイさんを殺害後、遺体を浴槽に入れて砂で埋めて隠し、自宅ベランダに遺棄。整形手術で顔立ちを変えるなどしながら、2年半に渡って逃走を続けていた。被告は裁判で、リンゼイさんを強姦したことは認めたが、殺意については否定していた。

 検察側は無期懲役を求刑したが、リンゼイさんの父親のビルさんは裁判で「最高刑を望む」と訴え、死刑を求めていた。リンゼイさんの両親は4日から12日まで千葉地裁で開かれた公判に出廷し、証言も行った。(c)AFP