【7月15日 AFP】英日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド(News of the World)」の電話盗聴スキャンダルで、同紙の英国親会社ニューズ・インターナショナル(News International)のレベッカ・ブルックス(Rebekah Brooks)最高経営責任者(CEO)が15日、辞任した。

 ブルックス氏は社員に宛てたメッセージで、盗聴スキャンダルに関して「CEOとして、傷つけられた人びとに対する自身の責任を深く感じた。あらためて謝罪したい」と述べ、ニューズ・インターナショナルの親会社である米メディア大手ニューズ・コーポレーション(News Corp)のルパート・マードック(Rupert Murdoch)会長と、同氏の次男で副CEOのジェームズ・マードック(James Murdoch)氏に辞表を提出し、受理されたことを明かした。

 ニューズ・コーポレーション広報も、AFPの取材に対し、ブルックス氏の辞任を確認したと述べた。(c)AFP

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