英紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドが最終号、盗聴問題で廃刊
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【7月10日 AFP】(写真追加)盗聴スキャンダルで廃刊する英日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド(News of the World)」が9日、最終号を印刷した。最終号のヘッドラインは「Thank You and Goodbye(ありがとう、そしてさようなら)」。スクープやスキャンダルで飾られた168年の歴史に幕を閉じた。
米メディア大手ニューズ・コーポレーション(News Corp.)傘下のニューズ・オブ・ザ・ワールドは電子版の社説で、電話盗聴スキャンダルについて読者に謝罪し、「われわれは進むべき方向を見失ってしまっていた」と述べた。
だが同紙の廃刊をよそに、盗聴スキャンダルをめぐる問題は長引きそうだ。英警察は、元編集長のレベッカ・ブルックス(Rebekah Brooks)氏に事情を聴く予定で、同紙のオーナーのメディア王ルパート・マードック(Rupert Murdoch)氏もロンドン(London)に向かっており、自ら事態収拾に乗り出す考えた。
一方、ロンドン東部ワッピング(Wapping)にあるニューズ・オブ・ザ・ワールド事務所では、最終日の9日、編集幹部のコリン・マイラー(Colin Myler)氏がスタッフ全員を連れて取材に応じ、「素晴らしいチームに敬意を表したい」と語った。200人以上のスタッフたちの今後は不透明で、涙をこぼすスタッフの姿も見られた。
マイラー氏は「フリート街(新聞社街)の最良の伝統にのっとり、これからパブへ行くよ」と語った。(c)AFP/Alice Ritchie
【関連記事】英大衆紙の盗聴疑惑、キャメロン首相の元主任報道官を逮捕
米メディア大手ニューズ・コーポレーション(News Corp.)傘下のニューズ・オブ・ザ・ワールドは電子版の社説で、電話盗聴スキャンダルについて読者に謝罪し、「われわれは進むべき方向を見失ってしまっていた」と述べた。
だが同紙の廃刊をよそに、盗聴スキャンダルをめぐる問題は長引きそうだ。英警察は、元編集長のレベッカ・ブルックス(Rebekah Brooks)氏に事情を聴く予定で、同紙のオーナーのメディア王ルパート・マードック(Rupert Murdoch)氏もロンドン(London)に向かっており、自ら事態収拾に乗り出す考えた。
一方、ロンドン東部ワッピング(Wapping)にあるニューズ・オブ・ザ・ワールド事務所では、最終日の9日、編集幹部のコリン・マイラー(Colin Myler)氏がスタッフ全員を連れて取材に応じ、「素晴らしいチームに敬意を表したい」と語った。200人以上のスタッフたちの今後は不透明で、涙をこぼすスタッフの姿も見られた。
マイラー氏は「フリート街(新聞社街)の最良の伝統にのっとり、これからパブへ行くよ」と語った。(c)AFP/Alice Ritchie
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