「ヒジャブ着用で解雇」、イスラム女性がアバクロンビー&フィッチを提訴
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【6月28日 AFP】米カジュアルウエアブランド「アバクロンビー&フィッチ(Abercrombie & Fitch)」の店舗で働いていたイスラム女性が27日、頭髪を覆い隠すスカーフ「ヒジャブ」を脱ぐことを拒否したことを理由に解雇されたとして、同ブランドを相手取り訴えを起こした。イスラム教支援団体が発表した。
イスラム教の市民団体「米イスラム関係評議会(Council on American Islamic Relations、CAIR)」によると、訴え出たハニ・カーン(Hani Khan)さんは、カリフォルニア(California)州にある「アバクロンビー&フィッチ」店舗で2010年2月まで4か月間勤務していた。
だが、同社の「服飾規定」を理由に店長からヒジャブを脱ぐように命じられ、拒否したところ解雇されたという。
カーンさんは解雇は不当だとして米雇用機会均等委員会(Equal Employment Opportunity Commission、EEOC)に申し立て、同委員会は2010年9月、カーンさんが差別を受けたと認定した。調停でアバクロンビー側との合意に至らなかったため、カーンさんは同社を提訴した。
これまでにもアバクロンビーの「服飾規程」をめぐっては、多くの訴訟が起きている。
2008年と2009年にも、スカーフ着用などを理由にイスラム女性の雇用を拒否したのは人種差別にあたるとして、同社は訴えられている。(c)AFP
イスラム教の市民団体「米イスラム関係評議会(Council on American Islamic Relations、CAIR)」によると、訴え出たハニ・カーン(Hani Khan)さんは、カリフォルニア(California)州にある「アバクロンビー&フィッチ」店舗で2010年2月まで4か月間勤務していた。
だが、同社の「服飾規定」を理由に店長からヒジャブを脱ぐように命じられ、拒否したところ解雇されたという。
カーンさんは解雇は不当だとして米雇用機会均等委員会(Equal Employment Opportunity Commission、EEOC)に申し立て、同委員会は2010年9月、カーンさんが差別を受けたと認定した。調停でアバクロンビー側との合意に至らなかったため、カーンさんは同社を提訴した。
これまでにもアバクロンビーの「服飾規程」をめぐっては、多くの訴訟が起きている。
2008年と2009年にも、スカーフ着用などを理由にイスラム女性の雇用を拒否したのは人種差別にあたるとして、同社は訴えられている。(c)AFP