ポト派元最高幹部4人の初公判始まる、カンボジア特別法廷
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【6月27日 AFP】カンボジアの旧ポル・ポト(Pol Pot)政権時代(1975~79年)に起きた大量虐殺を裁くカンボジア特別法廷(Extraordinary Chambers in the Courts of Cambodia、ECCC)で27日、元最高幹部4人の初公判が始まった。
ジェノサイド(大量虐殺)や人道に対する罪、戦争犯罪などに問われている4人は、政権ナンバー2だったヌオン・チア(Nuon Chea)元人民代表会議議長(84)、ナンバー3のイエン・サリ(Ieng Sary)元副首相(85)、その妻のイエン・チリト(Ieng Thirith)元社会問題相(79)、キュー・サムファン(Khieu Samphan)元幹部会議長(79)。
ポル・ポト政権下では人口の4分の1にあたる200万人が飢えや過労、拷問、処刑などによって死亡したとされる。大勢の犠牲者や犯罪現場が関係する元最高幹部らを裁く「ケース2」と呼ばれる今回の公判は、ポル・ポト政権時代を生き延びた人びとが長らく待ち望んでいたものだ。
だが、4被告は罪状を否認しており、捜査への協力も拒否していることから、裁判は長期化、複雑化するとみられる。4被告が高齢で、さまざまな疾病を患っていることから、被告の存命中に判決が下されるかどうかも懸念される。(c)AFP/Michelle Fitzpatrick
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ポル・ポト政権下では人口の4分の1にあたる200万人が飢えや過労、拷問、処刑などによって死亡したとされる。大勢の犠牲者や犯罪現場が関係する元最高幹部らを裁く「ケース2」と呼ばれる今回の公判は、ポル・ポト政権時代を生き延びた人びとが長らく待ち望んでいたものだ。
だが、4被告は罪状を否認しており、捜査への協力も拒否していることから、裁判は長期化、複雑化するとみられる。4被告が高齢で、さまざまな疾病を患っていることから、被告の存命中に判決が下されるかどうかも懸念される。(c)AFP/Michelle Fitzpatrick
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