【6月20日 AFP】旧証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)で懲役2年6月の実刑が確定した旧ライブドア(Livedoor、現LDH)の堀江貴文(Takafumi Horie)元社長(38)が20日、東京拘置所に収監された。

 モヒカン刈りに抗議メッセージが入ったTシャツを着た姿で収監手続きのため東京高等検察庁に現れた堀江元社長は、同じTシャツを着た支持者らと報道陣に囲まれ、「人生をリセットして帰ってきます。旧ライブドアの株主にはご迷惑をおかけしました。裁判のペナルティーとして実刑になったので、それを償って帰ってきます」などと語った。

 Tシャツには、ボードゲームのモノポリー(英語で「独占」の意)の「Go to Jail」(刑務所へ行く)という言葉とともに、経営破たんしたが経営陣が収監されていない企業の名前が複数入っていた。

 堀江被告はライブドアの決算を約53億円粉飾したとして、07年の1審、08年の2審で懲役2年6月の実刑判決を受け上告したが、ことし4月に最高裁が上告を棄却し、実刑が確定していた。堀江受刑者は逮捕後に40日勾留されていることから、服役期間は2年6月より短くなるとみられる。(c)AFP