【6月20日 AFP】ヨルダンの首都アンマン(Amman)で19日、フランス通信社(AFP)現地支局の閉鎖を求める若者ら100人余りが、仏大使館前で座りこみの抗議デモを行った。

 南部タフィレ(Tafileh)出身の国会議員に率いられたデモ隊は、ランダ・ハビブ(Randa Habib)AFP支局長を名指しで「治安裁判にかけろ」「国外追放にしろ」などと書いたプラカードを手に、支局の閉鎖を要求した。

 AFPは13日、ヨルダン治安当局者の話として、タフィレで20~30代の男たちがアブドラ・ビン・フセイン国王(King Abdullah II)の車列に石や瓶を投げたとのニュースを、他の海外メディアとともに報じた。だが、ヨルダン王室や政府関係者、タフィレ出身議員などは報道を否定。15日には、AFPアンマン支局が棒を手にした男10人に襲撃され、窓ガラスや備品などを壊される被害に遭っている。

 デモ隊は、ヨルダン政府がAFP支局の襲撃を非難したことに怒りを示し、抗議文書を大使館に提出した。また、襲撃を非難したマルフ・バヒト(Maaruf Bakhit)元首相とターヘル・アドワン(Taher Adwan)情報相の辞任を求めた。(c)AFP

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